ホードランズ

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名称 ホードランズ/Hordelands
首都 なし
元首
人口   133,488(人間85%、ノール8%、ケンタウロス5%、ドワーフ1%)
政治形態 部族制
宗教
主たる輸入品 コーヒー、金属、紙、米、砂糖、茶
主たる輸出品 宝石、革、家畜、羊毛
属性 混沌にして中立、混沌にして善、真なる中立
説明文 ホードランズはしばしば完全な荒野であると考えられている。ここにはまばらな植物、稀なオアシス、そして争い今うトゥイガン族がいる。この遊牧騎馬民族は、10年以上前にフェイルーンに侵略して来たことで最も良く知られている。この遊牧民は獰猛な騎乗者であるとともに、コンポジット・ショートボウの達人でもある。この民族は10以上の部族に分かれ、テントで暮らし肉とミルクで生き延びている。彼らの数少ない恒久定住地はオアシスの回りにある。彼らの最も貴重な日用品は、水だから。この地域の迷信深い人々は、余所者を信用しない。西方の軍隊に負けてからはなおさらだ。トゥイガン族がフェイルーンにとって再び深刻な脅威になるのは、少なくとも1世代後のことだろう。ホードランズは重要でないと長年に渡って無視されてきたが、現在ここではフェイルーンと、遥か東にあるカラ=トゥアのショウ・ルン帝国の間の交易が増加している。商人たちが両方の地域を、エキゾチックな商品を持って往復している。そして住複するたびに、莫大な富を得ているのだ。
出典 FRCS/p202



生活と社会

主要な地勢

ホードランズ最大の特徴は、何も特徴がない点だ。"果てなき荒野"とその向こうの地域は平たい草原になっており北にいくと徐々にツンドラに変わり、南にいくと寒く岩がちな砂漠に変わる。冬になると"大氷海"から、ものすごく冷たい風が次いてくる。夏になると乾いた灼熱と、もうもうたる砂嵐に見舞われる。草食動物の大群は、この土地では富、食料源、衣類、そして住居を意味している。トゥイガン族は季節ごとにこの群を追って、この土地の端から端へと永遠に渡り歩いている。"果てなき荒野"の北には"大氷海"がある。トゥイガン族はこれをヤル・テングリと呼んでいる。この水域は、冬になるとものすごく寒くなって氷が張る。ここには寒さを愛するクリーチャーが住んでおり、魚と水棲生物がたくさんいる。夏になると氷はなくなるが、春には氷山が点在する。そのなかには、風や水流に逆らって動くものもある。

重要地点

果てなき荒野"には、恒久的な都市はまったくない。遺跡もほとんどないが、定住地や文明の中心地はもっと少ない。この地域で"文明"と呼べるものに最も近いのは、野蛮なトゥイガン族がさまよいながら建てるキャンプだ。

ウィンターキープ

この廃墟で地上部分に残っているのは、ひび割れた柱と積み上げられた石だけだ。、かつてここはローマサー王の冬の宮殿だった。ここの地下はとても設備が整っている。私密の宝物庫、武器庫、穀倉があるという蝉もある。何が残っているかはわかっていない。内部をきっちりと探検した者は、まだ1人もいないから。

金路

フェイルーンの交易路のなかで、おそらく、最も有名な道。"金路"は東方入江にあるテルフラム町から出発し、セスクラシェメン日の出山脈を通り、ホードランズを横切ってショウ・ルンに続いている。草原では舗装された道はおろか、ただの踏み分け道すらほとんど必要とされないが、"金路"には、何ヶ月もかかる旅をあえて行なう商人たちに安全な休憩所を提供する、一連の野営地と隊商宿がある。

ドラゴン壁

あまりにも東過ぎてフェイルーンの地図には載っていないが、広大なクオヤ砂漠の向こうに、煉瓦と石でできた長大な壁がある。この壁はシューが西部の国境を守るために建てたものだ。とある強力なドラゴンの霊魂がモルタルとして機能しているため、魔法でない武器でこの壁を傷つけることはできない。このドラゴンは罠にはめられているため、適切な生け贄を捧げれば解放することができる。但し一度に解放できるのは一部分だけだ。何らかの意志疎通魔法を使用すれば、このドラゴンと会話することができる。このドラゴンは、自分を解放する方法を喜んで教える。このドラゴンが解放されるとその地域の壁が崩壊するため、シューは魔法でない物質を使用して再建しなければならない。

地域の歴史

数千年前、この地域はアイマスカー帝国の一部だった。この帝国は、強力なウィザードが支配していた。それ以降、一連の偉大な帝国がホードランズの領有を主張した。たとえばムルホランド、ローマサー、ショウ=ルン。だが、そのような主張にあまり意味はなかった。なぜなら、この地域に定住したり要塞を建てたりしたがる者は誰もいなかったから。過去数世紀に住渡って、他の国々は"果てなき荒野"を無視してきた。そのためトゥイガン遊牧民は、自分たちの故郷で好き勝手にやってきた。彼らはこの土地をターンと呼んでいる。
"災厄の時"の後、ヤマンとい名前の野心的なトゥイガン貴族が、自分の父親を殺害して部族長になった。彼は魅力、実力、そして戦略を持っていたため"果てなき荒野"の各部族を統一して、300,000兵力からなる軍隊を編成した。彼はヤマン・カハンという称号を名乗った。この偉大な族長は、1360DR年にフェイルーンとカラ=トゥアを侵略した。この群はラシェメンサーイセスクと戦い、この年の後半にとうとう進軍を阻止された。フェイルーンの各勢力が同盟を結んだためだった。この同盟に参加した勢力には、次のようなものがあった。すなわちコアミア、ゼントのオーク、アースファスト山脈のドワーフ、センビアの商人、デイルズ民。戦闘力を持つ戦士の数を7000人未満に減らされたため、トゥイガン族はターンに戻り、傷を嘗めて戦力を再建することにした。

陰謀と噂