ターミッシュ

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名称 ターミッシュ/
首都 アラゴーン
元首 共和制
人口 1,693,440(人間78%、ドワーフ9%、ハーフリング5%、エルフ3%、ノーム2%、ハーフエルフ1%、ハーフオーク1%)
政治形態 共和制
宗教 エルダスシルヴァナスセルーネイチョーンティーアティアテンパスノバニオンヘルムリーラロウヴィーエイター
主たる輸入品 贅沢品、金属
主たる輸出品 ガラス、穀物、材木、傭兵、塩
属性 真なる中立、秩序にして中立、秩序にして善
説明文 ターミッシュは、ヴィルホン入江の北西にある。ここは豊かで肥沃な農地だ。都市はほとんどなく、大部分は村である。ここは平チロで、文明を持ち、良く統治されている。ターミッシュには、起伏に富んだ畑がある。それらは生け垣や、密に植えられた並木で仕切られている。野生クリーチャーのための広い空間もある。西にある山脈にはオークやコポルドなどのモンスターが住んでいるが、ターミッシュを略奪する者はほとんどいない。なぜなら、良く組織化された傭兵部隊が民兵隊として機能しているから。ターミッシュの原住民は、公平な商人として高い名声を得ており、"内海"全域で歓迎されている。この地域にはモンスターが少ないにもかかわらず、冒険者にとても人気がある。たくさんの宝物が埋まっているし(少なくともバードの物語が正しいとすれば)、探検すべき遺跡や荒野がたくさんあるから。
出典 FRCS/p116



生活と社会

主要な地勢

重要地点

アラゴーン

(巨大都市 88,704)

ターミッシュの首都は、ほとんどすべてが石で作られている。352DR年に猛火がこの都市を完全に破壊した。それ以降、すべての新しい建築物は石か煉瓦で作らなければならないという法律が施行された。古い建物は何度も増改築された。タト壁の中には(何層もの古い壁がある。そのためこの都市には隠れ場所が何千もある。アラゴーンの子供たちの間では、かくれんぽ遊びが人気だ。
市民全員によって選出される会議が、ターミッシュの太古の首都を治めている。各市民は、その種族や社会的地位を問わず、1票の投票権を持っている。この"自由会議'のメンバーのかかから、第一発言者が選出される。この第一発言者の仕事は、あまりない。最も劇的な仕事は、海賊や他の国から守るために傭兵部隊を維持することだ。この国のその他の地域も、おおむね同様に組織されている。

ギルデングレード

(巨大都市 48,384)

ナターミッシュで2番目に大きい都市。ここにはドワーフ、エルフ、ハーフエルフが住んでいる。ここの経済は林業、木工、鉱業に依存している。この共同体はエルフが支配しており、エメラルド団との交渉を一手に引き受けている。エルフは、林学と保護に関して高い技能を持っているため、入江にある他のいかなる都市よりも、エメラルド団と最高の関係をおそらく築くことができる。ドワーフの住民は、ギルデングレードの地下を蜂の巣のように走っている異常なほど純度の高い金鉱脈の採掘に集中している。

ノンサル

(大きな都市 12,902)

肥料、屠殺場、皮鞣し所の匂いが混ざっているため、この町を訪れる者は忘れ難い嗅覚経験を得ることになる。それにもかかわらず、金に引き寄せられてきた物好きが宿屋や街路に溢れている。"ノンサル"というのは、1世紀以上前にここに店を開いたウイザードの名前だ。彼は、地元の宿屋の裏に小屋を建設し、彼の邪魔をしないよう人々に警告する看板を掲げ、そして姿をくらました。やがて彼は死亡したものと推定され、彼の家は略奪された。その時に、"ノンサルの要塞"と呼ばれている場所の位置を示すものが見つかった。その廃嘘には、遥かな地へと通じるポータルが1つ以上あると言われている。

地域の歴史

ターミッシュの起源は、-37DR年のアラゴーンの創設まで遡る。最終的にアラゴーンは、好戦的な商業都市国家からなる強力な連合の首都になった。最盛期のチョンダスみたいなものである。アラゴーン領主だったデンプスター・ターミッシュが142DR年に現在ターミッシュとなっているすべての領地の支配を確立した。デンプスター・ターミッシュは、ロンデス都市国家とその先まで領土を広げようと頑張ったが結局成功せず、150DR年に彼が死去した時にもロンデスは独立したままだった。
デンプスターの死去以降1世紀以上に渡ってターミッシュには強力な指導者がいなかった。さまざまな貴族や商家の間を、政治権力は行ったり来たりした。しかしながらこの期間も、ターミッシュの商業力は衰えなかった。なぜならターミッシュ人は、政治的な野心とビジネスとを完全に切り分けていたからだ。
1242DR年、ブルー・ドラゴンのアナグラソスがターミッシュを支配した。彼は首都に巧みに入り込んでクーデターを起こしたのだ。このドラゴンは専制君主として5年間支配し、この国はほとんど廃嘘になりかけた。
1247DR年、パラディンのコーウィン・フリースがアナグラソスを殺害してターミッシュを解放した。統治するのをいやがったコーウィンは、翌年に共和制を制定して辞任した。この共和制が、現在もターミッシュを統治している。1254DR年のクーデター未遂事件でコーウィンは暗殺されたが、このクーデターは失敗に終わり共和制は持ちこたえた。ターミッシュは現在も平和だが、用心深い。ヴィルホン入江をターミッシュの船がパトロールしており、交易ルートを守っている。傭兵民兵隊は、この国の国境の安全を確保している。ターミッシュはチョンダスの力が増すのを憂慮しているが、セスペッチの支援はまだ提案していない。チョンダスを刺激するのを恐れているのだ。

陰謀と噂