神格・怪物大辞典:インド神話偏
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ブラフマー | ヒンドゥー教の三柱の主神の一。 仏教に取り入れられ、梵天となった。 |
ヴィシュヌ | ヒンドゥー教の三柱の主神の一。 |
シヴァ | ヒンドゥー教の三柱の主神の一。ヴェーダ神話に登場する暴風雨神ルドラを起源とする。 別名マハーカーラ。仏教に取り入れられ、大黒天となった。 |
パールヴァティ | ヒマラヤの山神ヒマヴァットの娘。シヴァの妻。 |
ラクシュミ | 富と幸運と繁栄の女神。ヴィシュヌの妻。 |
サラスヴァティ | 芸術・学問を司る女神。ブラフマーの妻。 仏教に取り入れられ、弁財天となった。 |
ドゥルガー | ヒンドゥー教の女神。その名は「近づき難い者」を意味する。パールヴァティーと同一視された。 |
カーリー | ヒンドゥー教の血と殺戮を好む戦いの女神。。その名は「黒き者」または「時」を意味する。パールヴァティーと同一視された。 |
ガンガー | パールヴァティの妹。ガンジス川を神格化した女神。 |
ターラカ | |
スカンダ | シヴァの次男。シヴァとパールヴァティあるいはガンガーとの間の子。軍神であり、インドラに代わって神軍の最高指揮官となった。 仏教に取り入れられ、韋駄天となった。 |
ガネーシャ | シヴァとパールヴァティの子。 仏教に取り入れられ、歓喜天となった。 |
ガルダ | 炎の様に光り輝き熱を発する神鳥。カシュヤパとヴィナターの息子で、ヴィシュヌのヴァーハナ。 別名:スパルナ(美しい翼を持つ者の意) |
グルル | |
ナンディ | シヴァのヴァーハナ。乳海攪拌の時に生まれた牝牛スラビーと聖仙カシュヤパとの子で、全ての四足動物の守護神でもある。 |
ハンサ | ブラフマーのヴァーハナである神鳥。 白いガチョウの姿をしている。 |
アイラーヴァタ | |
ギリメカラ | |
ドゥン | ドゥルガーのヴァーハナである虎または獅子。 |
スラビー(カーマデーヌ) | インド神話の聖なる牝牛神。乳海攪拌で生まれた。夫は聖仙カシュヤパ、息子はナンディ。 |
ナーガ | |
カドゥルー | ダクシャの娘の一人で、カシュヤパの妻。1000の偉大なナーガの王たちを生んだ。 |
ヴァースキ | ナーガラージャの一。八大竜王の一。乳海攪拌の際、マンダラ山を回転させる綱の役割を果たした。 |
ナンダ | ナーガラージャの一。八大竜王の一。その一番に数えられる。 |
タクシャカ | ナーガラージャの一。八大竜王の一。英雄アルジュナの孫であるパリークシット王を咬み殺した。 |
マナサー | ナーギニー(ナーガ族の女)。蛇王シェーシャの妹。アースティーカ仙の母。 |
ムチャリンダ | ナーガラージャの一。釈迦に帰依した。 |
アパラーラ | ナーガラージャの一。釈迦に調伏され、帰依した。 |
アナンタ | ナーガラージャの一。原初の蛇アーディシェーシャの別名。その名は「無際限」または「永遠」を意味する。 |
アスラ | |
ラーフ | |
ヴィローチャナ | ダスティヤ族のアスラ。アスラの王の一。 |
マヒシャースラ | ダーナヴァ族アスラ。アスラの王の一。ラムバーと水牛の間の子として生まれた。 |
ラクタヴィージャ | |
シュムバ | |
ニシュムバ | |
ジャランダーラ | |
ラークシャサ | |
ラーヴァナ | ラークシャサ(羅刹)の王。 |
インドラジット | |
クンバカルナ | |
ヴリトラ/Vṛtra | 『リグ・ヴェーダ』などで伝えられる巨大な蛇の怪物。インドラ神とは敵対関係にあり、インドラに殺されることとなる。
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サラマー | インド神話に登場する神犬。 |
ヴェーダの神々
ディヤウス/dyaus | ヴェーダの神々の一。天空神。インドラ、ウシャス、ラートリーの父。 ギリシア神話のゼウス、ローマ神話のユーピテル、北欧神話のテュールと起源、語源を共有する。 |
プリティヴィー/Pṛthivī | ヴェーダの神々の一。地母神。仏教では地天とされる。 |
ヴァルナ/Varuna | ヴェーダの神々の一。ミトラと並ぶ最高神。天空神。司法神。後に水の神になった。アーディティヤ神群の一。アスラ神族。 ヴァルナはしばしば蛇とも関連づけられた。『マハーバーラタ』の中ではナーガ達が暮らす海のあるじだとも、ナーガ達の王だとも呼ばれている。 |
ミトラ/Mitra | ヴェーダの神々。契約の神。ヴァルナとは表裏一体を成すとされる。アーディティヤ神群の一。アスラ神族。 ゾロアスター教においてはミスラと呼ばれ、司法神、光明神、闇を打ち払う戦士・軍神であり、牧畜の守護神としても崇められた。 |
インドラ/Indra | ヴェーダの神々の一。武勇神。雷神。ディヤウスとプリティヴィーの息子。アーディティヤ神群の一。仏教では帝釈天とされる。 ゾロアスター教においては、ダエーワ(悪魔)とみなされた。 |
ウシャス/Usas | ヴェーダの神々の一。暁の女神。 |
ラートリー | ヴェーダの神々。夜の女神。天空神ディヤウスの娘で、暁の女神ウシャスの姉。 |
スーリヤ/Surya | ヴェーダの神々の一。太陽神。インドラの兄弟ともされる。アーディティヤ神群の一。仏教では日天とされる。 |
アグニ/Agni | ヴェーダの神々の一。火の神。炉の火を神格化したもの。清浄と賢明の神で、人と神の仲介者。 『マハーバーラタ』ではローカパーラ(lokapaala『世界の守護神』)八神の一柱として、東南の方角を守護するとされた。 仏教では火天とされる。 |
アシュヴィン双神/Aśvinau | ヴェーダの神々の一。医術の神で、美しい、うりふたつの双子の神とされる。それぞれナーサティヤ(Nāsatya)とダスラ(Dasra)という名を持つ。 ゾロアスター教においてはノーンハスヤと呼ばれ、ダエーワ(悪魔)とみなされた。他方、スプンタ・マンユの女神ハルワタートとアムルタートの原型となった。 |
ヴァーユ/Vāyu | ヴェーダの神々の一。風神。仏教では風天とされる。ゾロアスター教においてはワーユと呼ばれ、ダエーワ(悪魔)とみなされた。 |
トヴァシュトリ/Tvaṣṭṛ | |
マルト/Marut | ヴェーダの神々。暴風神。 |
ルドラ/Rudra | ヴェーダの神々。暴風神。医療の神でもある。ヒンドゥー教においてはシヴァ神となった。 |
アディティ | ヴェーダの神々。名前は「無限」「無垢」「無制限」を意味する。 アーディティヤ神群と呼ばれる8人の子を持つ(ヴァルナ、ミトラ、アリヤマン、バガ、アンシャ、ダクシャ、インドラ、ヴァーユ )。 |
サヴィトリ/Savitṛ | ヴェーダの神々。太陽神。太陽が陽光によって万物を刺激、鼓舞し、活動を促す1側面を神格化したもの。 『マハーバーラタ』によるとシヴァ神に両腕を切り落とされる。 |
バガ | ヴェーダの神々。 『マハーバーラタ』によるとシヴァ神に両眼を潰される。 |
プーシャン/Pūṣan | ヴェーダの神々。太陽神。陽光の持つ万物を生育する力、一切を見渡す力を神格化したもの。 『マハーバーラタ』によるとシヴァ神に歯をすべて折られる。 |
プルシャ | インド神話において世界の最初に存在したとされる巨人。 |
ヤマ | インド神話において人間で最初の死者となり、死者の国の王となった。 『アヴェスター』の聖王イマや北欧神話の巨人ユミルと同起源。。仏教では閻魔天とされる。 |
ナヴァグラハ(九曜) | 神 | 天体 | 色 | 宝石 | 性 | 元素 | 方位 | 季節 | 身体 | 金属 | 穀物 |
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日曜 | スーリヤ | 太陽 | 金 | ルビー | 男 | 火 | 東 | 夏 | 骨 | 金 | 小麦 |
月曜 | チャンドラ | 月 | 銀 | 真珠 | 男 | 水 | 西北 | 冬 | 血 | 銀 | 稲 |
アラニアーニー
バルジャンヤ
- バラモン教、『リグ=ヴェーダ』
- ヴァルナとミスラ(最高神)、インドラ(軍神)、アシュヴィン双神(豊穣神)の三権
仏教の神格
持国天 |
広目天 |
増長天 |
多聞天(毘沙門天) |
怪物
ガンダルヴァ | インドラに仕える半神半獣の奏楽神団。酒や肉を喰らわず、香りを栄養とする。 |
アプサラス | 乳海撹拌で、不老不死の霊薬アムリタを造るさいの副産物として生まれたといわれる水の精、天女。 天界の指示により、その妖艶な美貌を使って修行中の人間を誘惑して堕落させることもある |
キンナラ | クベーラの眷属である半神半獣の奏楽神団。ヤクシャと共にブラフマーの爪先から生まれた。 |
キンナリー | 女のキンナラ。 |
ヤクシャ | 財宝の神クベーラの眷属である鬼神の総称。森林に棲む神霊であり、樹木に関係する。 |
ヤクシニー | 女のヤクシャ。 |
ヤカー | スリランカの悪鬼・病魔。インドのヤクシャに相当する。マハーコーラ・サンニ・ヤカーという王がいる。 |
クヴァンダ | インド神話における魔神の一種。 |
トゥルダク | インド神話におけるヤマの従者とされる病魔の一種族。暴風神ルドラの従者。仏教に取り入れられ、増長天に仕える。 |
ピシャーチャ | インド神話における鬼神の一種族。食人鬼。グールに相当。仏教に取り入れられ、持国天に仕える。 |
ヴェータラ | インド神話における鬼神の一種族。屍鬼。死体に取り憑いてそれを動かし、怨む者を殺させるという。 |
ブータ | インド神話における悪霊の一種族。仏教に取り入れられ、広目天に仕える。 |