ナーフェル
名称 | ナーフェル/Narfell |
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首都 | ビルドゥーバリス(夏のみ) |
元首 | |
人口 | 36,720(人間99%) |
政治形態 | 部族制 |
宗教 | テンパス、ラサンダー、ワキーン |
主たる輸入品 | 衣類、装身具 |
主たる輸出品 | 馬 |
属性 | 混沌にして中立、混沌にして善、混沌にして悪 |
説明文 | 強い者だけが生き残れる国ナーフェルは土地が痩せているため、草がまばらにしか生えない。ナーフェルの人々は、ナー族と呼ばれている部族民である。この檸猛な騎馬民族は、すべての人々はその行動によって評価されるべきであると信じている。彼らのモットーである「血脈ではなく行動」は、"高貴"な生まれであるという理由で服従を期待している人々を、彼らが無視していることを示している。部族のなかには外来者に対して敵対的なものもあるが、1年に1回開かれる大交易会の時には、誰もが自分たちの相違点を脇に置く。 この騎馬民族にオロえて、ナーフェルにはツンドラ・イエティ(ダイア・エイプ)が住んでいる。また、ホブゴブリンの群が山に住んでいる。太古のナーフェルはウイザードが支配した強力な国だったが、ローマサー帝国との戦争で滅ぼされた。そのローマサー帝国もすでに滅んでいる。現在ここに住んでいる野蛮な部族は、文明を持っていた過去をほとんど覚えていないが、ナー族はたまに国内で土に埋まった都市を発見する。そしてそのような都市には、戦闘魔法の強力なアイテムがあるのだ。 |
出典 | FRCS/p222 |
生活と社会
- 老戦士サラマン・ハースグロウ(真なる中立、男性の人間、バーバリアン5/ファイター11)
主要な地勢
アイスレース湖
重要地点
(巨大都市 33,048、夏のみ)
毎年夏になると"10日間"、ナー族が集まって巨大なテント都市を形成する。何マイルにも渡って、動物の皮膚でできたテントが地面を覆う。ほんの短い間、原住民たちはタト国の商人を歓迎する。遺跡から持って来たアイテムや馬を、衣類、装身具、乾燥肉、武器、高級バーディングなどと交換するのだ。
地域の歴史
ナーフェル国の歴史は、ムルホランドをばらばらにしたオークゲート戦争まで遡ることができる。オークの侵略者と戦うために雇われた傭兵が、ナーフェルを建国したのだ。彼らと、ローマサーからやって来た彼らの敵の両方が、ムルホランド北部帝国の一部地域の領有を主張した。最終的にこれら2つの国は戦争に突入した。どちらもムルホランドとアンサーに支援を求めたが両国ともにそれを拒否した。このような戦争は完全破壊に終わるであろう、という予言を恐れたためだった。ナーフェルとローマサーの最終戦闘には、デーモン、ドラゴン、そしてすべての都市を焼き尽くした大魔法が投入された。煙が晴れた時、どちらの国も滅んでいた。人々はばらばらになり、焼け野原のあちこちに小さな部族や居住地を形成した。ナーフェルは以後ずっとその形態で生き残ってきた。すっかり野蛮になって、かつての栄光はほとんど知らずに。ナー族の一部には強力な武器や英雄の名前が伝わっている。そのようなものに関して、いくつかの伝説が残っている。それらは、1000年前の大ナーフェル王国まで遡ることができる。
陰謀と噂
領有権の主張:ダマラのゲアレス・ドラゴンズベイン王は、サラマン・ハースグロスと友好関係を確立した。巨人尖山脈のナーフェル側を採掘する権利をダマラ人に与える代わりに、サラマンは宝石や装身具の十分の一税を徴収する権利を得た。現在ダマラの男爵たちは、適切な採掘地を探し出し、そのような場所を敵対的な人型生物の攻撃から守ってくれる人々を必要としている。