七つの層なす天界山セレスティア

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七つの層なす天界山セレスティア /Celestia
外方次元界
解説 無限に広がる聖水の海から想像を絶する高みにまでそびえ立つ、孤高の聖山セレスティア。これなろは正義、温情、理法、天上の気品、そして慈悲のしるしめすところ。いかなる悪も見逃さぬ油断なき数多の目により守られし防壁の地。万物が美とともにあるところ。七つの層なす天界山セレスティアは、同胞のクリーチャーに対するいたわりと共感の心を持つ定命の魂が憩う次元界である。そして、下方次元界のフィーンドどもができるものなら征服せんとつけ狙う楽園でもある。セレスティア山は、より良き未来への希望、善なる諸力による至高の結束、高潔なる者たちの守るべき法の象徴である。そのため、天なる都の究極の高みへさらにそこから光輝天を目指して、ありとあらゆる種族の請願者たちが階層を登って行く。
セレスティアには、善良なるドラゴンの王バハムート、武勇の神ハイローニアス、ドワーフの創造主モラディン、ハーフリングの女神ヤンダーラが住んでいる。
物理的特性 通常の重力
通常の時間流
元素およびエネルギー特性
属性的特性 軽度な善属性および軽度な秩序属性:属性が悪または混沌のクリーチャーは、セレスティアでは【魅力】を基本とするすべての判定に-2のペナルティを被る。属性が混沌にして悪のクリーチャーは、-4のペナルティを被る。
魔法的特性
住人・請願者 セレスティアは、アアシマール、デーヴァ、プラネター、ソーラーといった、数多くの善なるクリーチヤーたちの故郷である。加えて、物質界出身の善属性の者たちからなるいくつかのグループが、銀海の岸辺に近い山裾に邸宅を築いている。
セレスティアの主な住民はアルコンである。セレステイアにおける彼らの位置づけは、九層地獄におけるデヴィルのそれに近い-つまり、次元界の原住クリーチヤーであり、また、次元界の理想を広める役割を果たしているのだ。アルコンにはさまざまな種類がいる:最も一般的なのはランタン・アルコン、ハウンド・アルコン、トランペット・アルコンである。セレステイアの請願者の大部分はランタン・アルコンである。彼らは他の次元界のどの請願者たちにも増して、知識と力に恵まれている。すべての請願者たちの目標は、セレスティアの階層を登って行き、より栄誉あるタイプのアルコンに進化することである。他のアルコンたちは、ランタン・アルコンを子供のように扱っており、彼らが誤りを犯してもそれを許し、美徳への道に導こうとする。ランタン・アルコンは松明のように輝く、浮遊する光の球体のような姿をしている。
セレスティアの請願者(ランタン・アルコン)
遭遇表 天上の遭遇表



階層
ルーニア セレステイアの第1階層にして最下層たるルーニアは"銀天"とも呼ばれる。他の次元界からのポータルは、ワイン色の夜空の下なる銀海の波打ち際に接続している。銀海とは広大な聖水の入り海である。塩分は含んでいないが、銀色の小魚の群から深海を悠然と泳ぐレビヤタンまで、ありとあらゆる水界の生き物が住んでいる。ルーニアの空は暗いが、一面に銀色の星々が輝いている。その光は山裾に面した銀海の岸辺を照らすほどに明るい。岸辺にはさまざまな建築様式で建てられた、磨き上げられた白い石の城塞や邸宅が点在している。その住民たちもさまざまである。多くの人々は物質界から訪れるシー・エルフたちと喜んで交易に応じる。 マールヘヴィク城
メルクリア セレスティアの第2階層は"黄金天"とも呼ばれる。ここは空気が希薄になるが、希望は高まり、すべてが黄金の光に満たされる。斜面はなだらかで、谷間には青々とした草が茂り、流れの速い小川がある。高原や峠には、アルコンやその他の善なる生き物たちが小さな集落を築けるだけの空間がある。メルクリアには壮大な墳墓や、すばらしい大霊廟がある。これは最も高潔な戦士たちが安らかな永遠の眠りを享受するところである。セレステイアの住人たちは、年に一度の"追憶の日"に、ここで彼らの偉業を称える。 バハムートの宮殿
ウェニア セレスティアの第3階層は"真珠天"とも呼ばれる。ウェニアの斜面は長き時を経たかのように丸みを帯びており、ところどころ雪が積もっているところもある。小川の水は温かく澄んでいるが、冬になるとしばしば川岸に氷が張ることがある。斜面にはそこここに段々畑や、丹念に手入れされた木立が見られる。 瑠璃の湖
緑なす沃野
ソーラニア セレステイアの第4階層は"水晶天"とも呼ばれる。なだらかなソーラニアの斜面の上にかかる空は、磨き上げられた銀のように輝いている。谷は光り輝く霧と、さわやかな香りに包まれている。その斜面は、上に巨大な氷河を戴き、下に豊富な鉱石と貴金属を秘めている。ソーラニアの峰々には、修道院や大聖堂、その他の聖なる社が築かれている。こうした建物はしばしば創造、苦難、愛といった事柄に関する命題の答を追い求める次元間巡礼者の目的地になる。 エラッキノール
マルティオン セレステイアの第5階層は"白金天"とも呼ばれる。マルテイオンの斜面は、ほぼ水平と言ってよいほどなだらかで、広大な平原が見渡す限りに広がっている。平原にはところどころに城塞やドームがそびえ立っている。マルティオンの城塞は、パラディンやセレスチャル、その他の善と秩序のクリーチャーの集結拠点である。 エムピレア
ジョーヴァル セレステイアの第6階層は"光明天"とも呼ばれる。斜面には大粒のルビーとガーネットがちりばめられ、キラキラと光り輝いている。初めてこの地を訪れた者は、あまりの美しさに息をするのも忘れてしまう。この宝石の野では、大勢のアルコンが幾度もの過去世における栄光の追憶にふけっている。 天なる都イェツィラ
クロニアス セレステイアの第7階層は"光輝天"とも呼ばれる。クロニアスは謎に包まれている。これこそまさに謎そのものだという者さえいる。光輝天に到達して戻ってきた者はほとんどいないし、信用に足る記録の中にクロニアスの真の姿を記したものは何もない。伝説によればここに入った者は、その生来の善なる霊性力ミセレスティアそのものと合一するまでに高められるのだという。そして、もしも心に悪が潜んでいたなら、その魂は消滅し、多元宇宙から永久に失われてしまう。