「祝福の野エリュシオン」の版間の差分
提供: D&D3.5版wiki
行4: | 行4: | ||
|英名 = Elysium | |英名 = Elysium | ||
|分類 = 外方次元界 | |分類 = 外方次元界 | ||
− | |解説 = 幽閉:これはエリュシオン独特の特性である。クリーチャー種別が"来訪者"でないクリーチャーがエリュシオンにいると、その間、どんどん喜びと満足感が増していく。物質界に比べて、色は明るく鮮やかで、音は音楽的で柔らかく、その他ありとあらゆるものが心地よく、共感に溢れているように感じられる。エリュシオンで過ごした1週間の終わりに、来訪者以外のクリーチャーは意志セーヴイング・スロー(難易度10+連続してエリュシオンで過ごした週の数)に成功しなければならない。失敗した者は次元界の制御下に入ってしまい、自分の意志でこの次元界を離れることができず、そうしようという気も起きなくなる。それ以前の人生の記憶は薄れて消え去ってしまう。そうなったキャラクターを元に戻すには、ウイッシュかミラクルが必要となる。 | + | |解説 = <br><br><b>次元界ガイド</b>エリュシオンの第1階層はアモーリアであり、ここは他の階層に比べて物質界に似ている。オケアノスを遡って行くにつれ、風景はもっと険しく山がちとなり、やがて旅行者は第2階層エローニァの階段状の滝に出る。ここでは険しい谷が河の両側にそびえ、河は狭い水路となって曲がりくねって流れていく。<br>やがて山々は姿を消し、大河は広がって、昆虫や爬虫類の榛む広大な湿地となる。これがベリエリンである。そして、湿地は深みを増し、旅人はこの次元界の第4階層サラシアに出る。祝福ざれし者の島々の浮かぶ、大河オケアノスの源流である。<br>オケアノス河はこの次元界の階層間を流れているが、それを上り下りする旅は決して真っ直ぐな経路をとりはしない。この大河はいくつもの小さな流れに分かれ、合流したかと思えば、また分かれる。しばしば支流はぐるっとまわって、たった今離れたばかりの階層に戻ったりすることがある。<br>エリュシオンにおける視界は、同じ時間帯における物質界での視界とまったく同じである。エリュシオンの昼と夜のサイクルは物質界と同じで、天候も(幾分か穏やかではあるが)同じである。日中は暖かく穏やかで、夜は涼しく過ごしやすい。<br>夜はまた、小さな光がいくつも現われる時間でもある。オケアノス河を真似た星々の大河が頭上に現われるだけでなく、木々や野山にはホタルが踊り、オケアノス河の水面下には発光性のクラゲが泳ぐ。<br><br>幽閉:これはエリュシオン独特の特性である。クリーチャー種別が"来訪者"でないクリーチャーがエリュシオンにいると、その間、どんどん喜びと満足感が増していく。物質界に比べて、色は明るく鮮やかで、音は音楽的で柔らかく、その他ありとあらゆるものが心地よく、共感に溢れているように感じられる。エリュシオンで過ごした1週間の終わりに、来訪者以外のクリーチャーは意志セーヴイング・スロー(難易度10+連続してエリュシオンで過ごした週の数)に成功しなければならない。失敗した者は次元界の制御下に入ってしまい、自分の意志でこの次元界を離れることができず、そうしようという気も起きなくなる。それ以前の人生の記憶は薄れて消え去ってしまう。そうなったキャラクターを元に戻すには、ウイッシュかミラクルが必要となる。 |
|物理的特性 = | |物理的特性 = | ||
− | |元素およびエネルギー特性 = | + | |元素およびエネルギー特性 = 軽度な正のエネルギー優勢:エリュシオンにいるキャラクターは高速治癒2を得る。 |
− | |属性的特性 = | + | |属性的特性 = 重度な善属性:善の属性でないキャラクターは【判断力】、【知力】、【魅力】に基づく判定に-2のペナルティを被る。 |
|魔法的特性 = | |魔法的特性 = | ||
+ | |住人 = エリュシオンでは、善の属性を持つありとあらゆる種類の来訪者を見ることができる。その中には、秩序の性向を持つものも混沌の性向を持つものもおり、さらにはジンのような元素界の原住クリーチヤーすら含まれる。ここではありとあらゆる種類のセレスチャルの姿を見ることができるが、最も有力なのはガーディナルで、翼を持つアヴォラル・ガーデイナルや強力なレオナル・ガーデイナルなどがいる。<br>この次元界には、セレスチャル種クリーチャーやハーフセレスチャルもたくさん住んでいる。セレスチャル種のクリーチャーは黄金の皮膚と銀色の目を持ち、力と高貴さで輝いているように見える。隣り合うビーストランズのクリーチャーと異なり、セレスチャル種クリーチャーは対応する物質界のクリーチャーと同じ【知力】値を持っている(ただし、セレスチャル種クリーチャーの方がずっと感情豊かで理解力もあるように見える)。<br>エリュシオンはまた、善の大義に身をつくしている神格たちの住居でもある。そうした神格の中で最も強力なのは太陽神ペイロアであり、エリュシオンの第4階層にある黄金の板で葺かれた城砦に君臨している。 | ||
+ | |請願者 = [[エリュシオンの請願者]] | ||
+ | |遭遇表 = [[天上の遭遇表]] | ||
}} | }} | ||
2018年12月19日 (水) 01:28時点における版
祝福の野エリュシオン /Elysium | |
---|---|
外方次元界 | |
解説 | 次元界ガイドエリュシオンの第1階層はアモーリアであり、ここは他の階層に比べて物質界に似ている。オケアノスを遡って行くにつれ、風景はもっと険しく山がちとなり、やがて旅行者は第2階層エローニァの階段状の滝に出る。ここでは険しい谷が河の両側にそびえ、河は狭い水路となって曲がりくねって流れていく。 やがて山々は姿を消し、大河は広がって、昆虫や爬虫類の榛む広大な湿地となる。これがベリエリンである。そして、湿地は深みを増し、旅人はこの次元界の第4階層サラシアに出る。祝福ざれし者の島々の浮かぶ、大河オケアノスの源流である。 オケアノス河はこの次元界の階層間を流れているが、それを上り下りする旅は決して真っ直ぐな経路をとりはしない。この大河はいくつもの小さな流れに分かれ、合流したかと思えば、また分かれる。しばしば支流はぐるっとまわって、たった今離れたばかりの階層に戻ったりすることがある。 エリュシオンにおける視界は、同じ時間帯における物質界での視界とまったく同じである。エリュシオンの昼と夜のサイクルは物質界と同じで、天候も(幾分か穏やかではあるが)同じである。日中は暖かく穏やかで、夜は涼しく過ごしやすい。 夜はまた、小さな光がいくつも現われる時間でもある。オケアノス河を真似た星々の大河が頭上に現われるだけでなく、木々や野山にはホタルが踊り、オケアノス河の水面下には発光性のクラゲが泳ぐ。 幽閉:これはエリュシオン独特の特性である。クリーチャー種別が"来訪者"でないクリーチャーがエリュシオンにいると、その間、どんどん喜びと満足感が増していく。物質界に比べて、色は明るく鮮やかで、音は音楽的で柔らかく、その他ありとあらゆるものが心地よく、共感に溢れているように感じられる。エリュシオンで過ごした1週間の終わりに、来訪者以外のクリーチャーは意志セーヴイング・スロー(難易度10+連続してエリュシオンで過ごした週の数)に成功しなければならない。失敗した者は次元界の制御下に入ってしまい、自分の意志でこの次元界を離れることができず、そうしようという気も起きなくなる。それ以前の人生の記憶は薄れて消え去ってしまう。そうなったキャラクターを元に戻すには、ウイッシュかミラクルが必要となる。 |
物理的特性 | |
元素およびエネルギー特性 | 軽度な正のエネルギー優勢:エリュシオンにいるキャラクターは高速治癒2を得る。 |
属性的特性 | 重度な善属性:善の属性でないキャラクターは【判断力】、【知力】、【魅力】に基づく判定に-2のペナルティを被る。 |
魔法的特性 | |
住人・請願者 | エリュシオンでは、善の属性を持つありとあらゆる種類の来訪者を見ることができる。その中には、秩序の性向を持つものも混沌の性向を持つものもおり、さらにはジンのような元素界の原住クリーチヤーすら含まれる。ここではありとあらゆる種類のセレスチャルの姿を見ることができるが、最も有力なのはガーディナルで、翼を持つアヴォラル・ガーデイナルや強力なレオナル・ガーデイナルなどがいる。 この次元界には、セレスチャル種クリーチャーやハーフセレスチャルもたくさん住んでいる。セレスチャル種のクリーチャーは黄金の皮膚と銀色の目を持ち、力と高貴さで輝いているように見える。隣り合うビーストランズのクリーチャーと異なり、セレスチャル種クリーチャーは対応する物質界のクリーチャーと同じ【知力】値を持っている(ただし、セレスチャル種クリーチャーの方がずっと感情豊かで理解力もあるように見える)。 エリュシオンはまた、善の大義に身をつくしている神格たちの住居でもある。そうした神格の中で最も強力なのは太陽神ペイロアであり、エリュシオンの第4階層にある黄金の板で葺かれた城砦に君臨している。 エリュシオンの請願者 |
遭遇表 | 天上の遭遇表 |
階層 | ||
---|---|---|
アモーリア | タリシッド 五人衆(ルーカン公爵、カリスト女公爵、ウィンドヘア公爵、ホウィン卿、ラノック卿) | |
エローニア | ||
ベリエリン | ||
サラシア | ペイロア |
- 英雄諸島
- 太陽の要塞